私が最初にMacに触れたのは1991年まで遡ります。仕事でMacを使わざるを
得ない状況になりました。当時Macの印象は「非常に高価なコンピュータ」
としか思ってませんでした。当然個人で買える訳もなく興味も知識も全くありません
でした。
ある日会社の机の上にSE/30が2台デーンと置かれ、電源の入れ方、切り方だけ
教わり「すぐに修得せよ」との命令が下りました。(片方はAppleShare2.0Serverでした)
全く触ったことも無かったけれども適当にいじってる内に徐々に「これはすごい
コンピュータだ」と分かって来ました。当時パソコンと言えば98、一太郎、1−2−3
の時代です。Windows等影も形もありません。しかしすでにMacは立派なGUIを備えて
いたのです。しかもネットワーク機能も備えており、
いとも簡単にネットワーク(Server_client方式ですが)が構築出来たのです。
マルチウィンドゥでカラーの環境が自宅でも欲しくなり、当時一番安かったLCを
購入しました。安いと言っても半端ではありません。上位のMacは100万をゆうに
越えていた時代です。ほんとはIISiかIIciが欲しかったのですがさすがに手がでませんでした。
なにはともあれ自宅にMacがやってきました。メモリ2M、HDD40Mくらいだった
ような記憶があります。Systemは6.0.7です。何をしてたか記憶が無いので、ただいじくり回してただけかも
しれません。
Mac関連のCD-ROMが非常に充実していたのでドライブが欲しくなりました。
いまでこそ標準デバイスになりましたが、当時は非常に高価でした。
東芝標準速キャディタイプのXM3301を7万だかで購入しました。と言ってもまだ
当時一般のパソコン屋にCDソフトがあるわけもなく1万前後のCDを買って
隅から隅まで見ていた様な記憶があります。
次世代外部記憶装置として出てきたMOをMac用に購入しました。 と、簡単に書きましたが当時は鬼の様に高価で、ボーナス注ぎ込んで 買った様な記憶があります。メディアも6〜7000円したようです。
その内アメリカでSystem7が発表されました。32ビットアドレシング、ピアピアネットワーク、
カラフルな画面等非常に魅力的で画期的なOSに生まれ変わりました。また、system
Enablerの 採用で日本語化が容易になった点も見逃せません。(従来は新ハードが出る
たびにOSを手直ししており、日本語バージョンが出るまで半年や1年かかる事がザラでした)
で、これもよく憶えていませんがGomTalkでしばらく使ってた様な気がします。GomTalkの
カラクリも忘れてしまいました。
漢字Talk7と同時に発表されたミドルレンジのMacです。これも欲しかったのですが、これまた
60万だか70万だかで買える訳ありません。しかし、ほどなくして同じ筐体で高性能の
Centris650が出てIIvxは値段がガクっと落ち、これ幸いと安売りIIvxをGETしました。
このIIvxには相当拡張を加えました。HDD増設、メモリ増設に始まり、ビデオカード追加、
68040アクセラレータ追加、さらにはクロックアップまで。
しかし投資対効果はあまりあがらずじょじょに使用頻度が減っていきました。
仕事で使ってたマシンです。今も昔もめずらしいモノクロTFTを装備しています。 主な用途は書類作成でしたが、プリンタポートが取れ(モデムポートと交換しました)、 内蔵HDDが認識しなくなり(外付にしました)ボロボロになりましたが、実は 今でもシロウトの机の上で現役を続けています。
仕事用2代目マシンです。17インチモニタがついてますが800*600なのが悲しい ところです。メモリは24M載せていますが「メモリ不足云々」言われる事が 多々あります。メール&書類作成位しか使いませんでした。
流石にIIvx改では辛くなっていたので次期機種を物色していたところLC630が7万だかで
売っていました。現物を前にして色々考えましたが、メモリ増設必須なのとPowerPCの方が
後々いいかもと思い、こちらも投げ売り状態のGX1にしました。パイオニアはユーザを
大事にすると聞いていたのもポイントです。と言っても納品されたその日の内に内蔵
HDDを入れ換えて早くも「改」になってしまいましたが(笑)
で、速くなったのはいいのですが主流はすでにWin95になっていましたので使うシーンは
ほとんどありません。買ってまだ10回位しか電源入れてないような気がします。
たぶんMac系はこれで最期、今後買う事は無いでしょう。