■ YAMAHA XT250X ■ お気軽モタード |
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2007/12/24〜 |
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●前書き |
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引っ越しで田舎に移り住んだ。20数年、東京近辺に住んでいたので長い事山とは疎遠であった。若い頃はたまに大垂水や奥多摩まで行ってはいたが、ここ10年はスクータ生活を送っていたので山まで走りに行く事は皆無。 それでもワインディングロードを流す爽快感を忘れた訳ではない。 新居はどちらを向いても山、山、山。ブラボー! あちこち走り回っていると不満が出てきた。 ・タンク容量5L、航続距離125Kmは心許ない。山の中にGSがある訳ないので常に燃料計をチェックする必要がある。 ・悪路に弱い。砂利道くらいならなんとかなるが、石がゴロゴロしているような道は無理。車高低すぎ。 ・パワー不足。上り坂で全くスピードが出ない。おかげで登る時は常にノーブレーキ、アクセルワークだけ大丈夫。。。 ・長距離走ると疲れる。ニーグリップやくるぶしグリップもやりたい。
よってこれらの不満を解消してくれるバイクが欲しくなった。 |
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●選定 | |
悪路を走る事があるので必然的にオフロード系。 ただし本格オフ車は足が届かないので不可。 この時点で選択肢は少なくなる。 KSR110、XR100は明らかにパワー不足。 250TR、グラストラッカーはデザインが古くさくて論外。 そんな中、XT250Xの実車を見て「これだ!」と思った。 次点はグイグイ走りそうなスーパーシェルパ。
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●購入 |
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購入計画を立てていると、250ccのバイクは排ガス問題で現行モデルが全て生産中止になる事が判明。 兄弟車であるトリッカーとセローはFI化されて新型が発表されるも、XT250XはWR250Xの影響で後継車も出ないらしい。 (元々がモタード人気対策で急遽投入されたなんちゃってモタードだから仕方が無い) よって流通在庫しか入手する術がない。 在庫が豊富な全国ネットのレ●ドバロンで買う事にする。近所に2店舗あるが、接客態度のいい店舗に決定。 ここはすぐに営業担当の若造が寄って来たのでさっさと見積もりを出させる。 嫁の了解を取り付け、住民票とハンコをもって契約に行く。 納期は約1週間であった。 任意保険はネットで比較し、一番安いところで契約。2万円/年。 |
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●外観 | |
YAMAHAの「青」 タイヤは前後17インチのオンロード用
左スイッチ類
右スイッチ類
メータ
視認性はまずまずだが、やはり見づらい場合も多い。
テールランプ
車体はやはり細い。 ブレーキペダルは短いような気がする。 オフロード系は初めてなので良く分からない。こんなものかもしれない。
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●検証 | |
○軽い。取り回し、押し歩きが楽
乗り方はリーンウィズ、リーンアウトが基本。オンロードの様にリーンインだと曲がらない。 悪路をバリバリ走れるかと思ったが。。。怖すぎ。転倒したらどうすんの。悪路はのんびり通過する事にする。
それでも走破性はスクータと比較したら雲泥の差。 燃費はのんびり走って32Km/L、普通に走って27Km/L程度。200Km走ったらそろそろ給油、と言った感じ。 ツーリングだと37km/Lは走る。それはそれでいいのだが、燃料計が無いため、給油のタイミングが分からない。走行可能距離はゆうに100kmは違う。。。
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●結論 |
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一言で言えば「楽」 ノンビリ走るのには適しているだろう。 純粋にコーナーを攻めるのであればオンロードの方が楽しいだろう。 そして「普通」 なによりスタイルがいい。ハッタリも効いている。 満足度は80点位。 初心者や出戻りライダー、中高年にはうってつけ。 ただし最高速は100km/h程度ではないだろうか。高速道路は辛いだろう。長距離ツーリングには適していないので注意されたし。
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●後書き | |
ギア付きは楽しいが、楽では無い。将来はギア無しでガンガン走れる日が来るのであろうか? どっちにしろこのXT250Xと添い遂げる予定ではあるが。
追記:納車4日めにして転倒。ぬかるみでフロントを取られた。極低速だったためダメージはほとんどないが、精神的ダメージが大きい。。。 |
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●改良 | |
出先で2回突然の雨に見舞われた。 安物のカッパを余り物のヒップバッグに押し込んで、シート後方に縛り付けておいた。これで安心。プチ小物入れも兼用。 100円のバンド型フックを付けておいた。 知人に頼んでAIインジェクションカット用メクラ蓋を製作してもらった。 |
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