600MHz余裕爆速Athlon
〜 K7-500奮闘記 〜
99/11
背景
カッパマイン登場。Intel,AMDの価格競争でCPUの値段が劇的にダウン。しかしカッパマイン対応マザーを持っていない。
マザーとカッパマイン買うと結構な値段になるので当面パス。
また、最近のK7 500MHzはコア不足で600MHz、650MHzくらいのコアが載っているらしい。
これは一発買って検証せねば!(笑)
近所の店でバルク品をGET。(購入時に製造週は見えなかった)
店を出て開けてみると37週。・・・ちと古いな・・・
目標は・・・特に無し。そこそこ動けばよい。
機材
CPU:
K7 500 37週 バルク
CPUID 621
マザー:
FIC SD11
VIDEO G400、メモリはCL2の64MBを使用
ノーマル限界調査
適当なFANを付けて限界調査
200MHz*2.5 | 500 | 1.6V | 定格。 |
240MHz*2.5 | 600 | 1.6V | うんともすんとも |
話にならない。やっぱりK7Mにしとけばよかったかな・・・
注:AthronはFSB(CPU<->チップセット間)が200MHz。メモリはその半分の100MHzで動く。
石割り
買って数時間後だが・・・まぁよい(笑)。手順はPentiumIIと同じ。
使用した工具:スクレーパー、ラジペン。
※注意:ここから先は真似しないように。
まず、プラスチックのケースをスクレーパを使ってひっぺがす。これがまた固い。壊れるのを覚悟でバキバキっとはずす。
外すと基板裏が露出。 金属面を固定している金具があるので、ラジペンで慎重に外す。 (図はPentiumIIだが、手順は同じ)
|
金具を外すと金属板が取れる。
分解完了の図。 コアはピカピカ。研磨の必要は無い。 |
で、肝心のコアは600MHzであった。中アタリかな。中には650コアもあるそうだ。
PBSRAMはSECの4ns。・・・これはハズレ??
倍率変更
コアが600MHzなので定格で動かさなければ勿体無いオバケが出るぞ。
TomのWEBサイトを参考にCPU基板上のチップ抵抗を3ヶ所つけたり外したりして2.5倍→3倍に変更。
チップ抵抗をイヂるのは超面倒。困ったもんだ。
しかしIntelの様に「倍率変更が全く不可能」よりはマシであろう。
600MHz安定を目指して
SuperPI 3分30秒
FR 6
しかし、FR連続実行やゲームなどをやるといきなりリセット。
冷却か?電圧アップか?2次キャッシュだと面倒だな・・・・
現在奮闘中
600MHz安定を目指して その2 電圧アップ
ついでだからコア電圧アップ。これまたCPU基板上のチップ抵抗をつけたり外したり。
で、定格1.6V → 1.8V に変更。
結果・・・何も変わらない(^^;;;
面倒なのでこのまま使用する事とする(笑)いーんだよ、壊れたって。
600MHz安定を目指して その3 冷却強化
とりあえずAthron対応のファンを買ってきて交換。ヒートシンク部はアルファ並の高さ。ファンは少し大きめなのが1個。
高価な物を買うのは癪に障るので激安品(笑)
注:ヒートシンクの大きいものを選択しよう。ファンは後で交換出来るが、ヒートシンクはそうはいかない為。
で、様子を見たがFR連続実行が通らない。ちょっと目を離すと終わっている(もしくはリセットがかかっている?)
600MHz安定を目指して その3 2次キャッシュ倍率変更
これだけは避けたかったが背に腹は換えられない。
例によってCPU基板上のチップ抵抗をつけたり外したりしてキャッシュのスピードを1/2
-> 1/3 に変更。
これにより600MHz動作時のキャッシュスピードは300MHz→200MHzにダウン。
現在様子見。よければ650MHzにチャレンジだ。
結論は電源命
しょぼい電源だと不安定になる。導入を検討するなら電源も新調する必要があるかも。(注:W数ではなく5VのA数が重要)